ゆめみがちな記録帳

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観劇記録: TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』/『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-(2022年9月)

タイトル: TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』/『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-

 

観劇日:2022年9月18日

 

劇場:宝塚大劇場

 

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観劇前後

『踏み入れたら絶対沼な世界No.1』*1の宝塚についに行った。今回行ったハイローは映画を見ていたのもあり、発表時から観劇したいと思っていた。友人が手配してくれたおかげで無事観劇できたのだが、まさか本当に大劇場に行くとは思わなかった。宝塚を見るならまず大劇場で、らしい。約3年ぶりの遠征となった今回、久しぶりの遠征が推しではなく宝塚という未知の世界への探検となった。

初めて乗った阪急電鉄。駅についたらもう宝塚の世界が広がっていて、幼いころに夢の国に行った時のような感覚になった。そう、宝塚は*2夢の国。見るもの全てが目新しいのできょろきょろしてしまい目が足りなかった。ただその中でせっかく友人が連れて行ってくれるからと予習をしたところもあったので、「これ知っている!!」というものも多々あって感動した。ただ予習しすぎて突っ込まれた。

宝塚大劇場すごいなと思ったのが、最上階最後列でもほぼ見切れない。さすがにサイドから捌ける瞬間までは見えないけれど、銀橋の見切れは全くなかった。舞台後方は見切れるものという脳みその持ち主だったので、一番後ろにまで最大限の楽しみを伝える工夫がされているのはすごいなと思った。そして値段が良心的。原作が気になっても「値段高いからな」と諦めてしまうことも多々あるが、宝塚は席にこだわらなければ、アフタヌーンティーと同等の値段で最高の演劇を楽しめる。私のような初心者にとてもやさしいなと思った。

観劇していて思ったのが、観客の拍手のタイミングが完璧。ズレなくベストなタイミングで拍手していて凄かった。初心者は周りの拍手に合わせるのに必死だった。拍手のタイミング多すぎるんだけど、邪魔しない感じに拍手が入るのがいい。あれタイミングとか誰が図るんだろ、すごい。

そういえば宝塚に行ってびっくりしたのが、ブロマイドの販売が決まった人間しかないこと。苦邪組に心奪われて購入しようとしたら、全然販売されてない。よく行く現場は個ブロ・ランブロ・ステブロ・全員セットが多数存在する世界だから、とても面白いと思いつつ好きなキャラのブロマイドを買えないのは少し寂しいなと思ったりもした。

 

 

TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』

映画では達磨が好きなので今回も達磨の女になる気満々だったのだが、帰ってきたらクラブ『heaven』で働いていたし、山王町の商店街の住人だったし、無名街にもいたし鬼邪校にも通っていた。というか苦邪組の人間として全部潜入していた。もう私は苦邪組の話がしたくて仕方がない。

基本観劇するときは、前情報を入れないで*3現地の空気を楽しむタイプなのだが、今回はもう界隈が違うから不安すぎてつい見てしまった。見たときに友人には別のキャラ*4が気になると言っていたが、現地で見たら普通に苦邪組に恋をしていた。ダイジェストで見た「このキャラかっこいいけれど原作にいたか?好みなんだけれど」と思っていた男が苦邪組頭のリンだった時、心の中で大爆発が起きた。あるシーンで『ハットにサングラスに毛皮のジャケット』という自分の好みドストライクすぎる格好で登場してきて双眼鏡でガン見していたのだが、友人に「いかにも好みそうな男ガン見していなかった?」と言われた。していた。連番での観劇回数が少ない友人にもわかる私の好みドストライクのリン。出てきた瞬間に双眼鏡を構えずにはいられなかった。

リンに限らずいえるのが、多分苦邪組は私の好きな悪役の要素がすべて詰め込まれていんだと思う。GENもSUZAKUもバイフ―もロンもみんな好き。バイフ―のような女性になりたい。これは確実に言えるけれど、メイナンツーの存在は私を狂わせるのでよくない。苦邪組のあのシーンになったときの衝撃、今でも覚えている。観劇に行って2か月経つのにまだ思い出すと震える。今サイトを見てふと思った。ロンは四天王で唯一の未成年という表記だけれど、メイナンツーはいったいいくつなんだろうか。少年表記だとだいたい5歳~14歳(福祉法だと18歳未満)とされるけれど、そうだとしたらもう気の利かせ具合とかすべてにおいて最高すぎる。もうこれ以上狂わせないでほしい。

苦邪組以外で目が離せなかったのがROCKYと純子さんだった。ROCKYの芹香さん。歌い方もだけど殺陣をする時のしぐさが美しい。コブラとカナの恋模様も追っていてキュンキュンしながら苦しめられるのでひたすら追うのだが、気が付いたらROCKYの要るシーンはROCKYを追っていた。どうして。あと純子さん役の峰里さん。可愛らしい純子さん。レディースなのに気品溢れるオーラがすごがった。苺美瑠狂と言えばのあの曲をあの形で聴けると思わなかったので、流れた瞬間小さく拍手してしまった。私がヅカローを見に行ったことを知ったLDHファンの知り合いが「宝塚でもレディースの恰好させてもらえるんだね」と言っていたのは申し訳ないけれど笑った。けれど分かる、ヅカはドレスのイメージ。

そういえば最後のあるシーンで周囲が笑っているのに、私だけそのシーンからエンディングまで大号泣していて友人に驚かれた。いまだに何であんなに号泣していたのかは自分自身もよくわからないのだが、なんかもう「ヅカロー最高」という気持ちと「コブラとカナ……」という気持ちがすごい勢いでかき混ぜられたところでのエンディングで本当に圧巻だったので、「ヅカロー!!!!」という感情になってしまったのだと思う。

ヅカローが本家ハイローと全く同じかと言ったら違うのだが、もうヅカローはとても良い。拳で戦う男たちにもこういう一面が……という気持ちにさせてくれる。見れてよかった。

 

 

『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-

ハイローから急にイタリアに飛ばされた。初心者の私はレビューも近しい内容のものをやると思っていたので、国境超えてきてびっくりした。めちゃくちゃイタリアを主張してくる。

そういえばレビューというとあの大階段で何人か降りてきて挨拶をして捌けるだけのものだと思っていたので、結構がっつりショーだなという印象だった。ヅカローで演技がっつりやった後にあんなに踊りまくるの、どこにその体力が残っているのだろうと思った。

ヅカローと違って皆さん衣装が似ているので、初心者は「あ!!この人さっきの〇〇役の人!!」という照合を行うのが大変だった。しかも人数が多い。皆さんあの中から贔屓を見つけるの本当にプロだと思う。でもそんな状態の私がかっこいいなと思い目が離せなかったのは、先ほども出てきた芹香さんだった。芹香さんのお顔は本当に私の理想を詰め込んだお顔なんだ。そのお顔であんな素敵な歌とダンスを繰り広げられたら好きになってしまうだろう。

ある曲ですごく素敵な娘役の方が出てきたと思ったら桜木さんだと言われた時、「何を言っているんだ」と思った。やっぱり男役は男役をやると思うし娘役は娘役をやると思うので、実は両方やると言われた時「奥が深すぎて訳が分からん」となった。ちなみに少し話がそれるが、後日アナスタシアのパンフレットを見せてもらったら、そこでもマリア皇太后を寿さんがやられていたので「あ~なるほどね、これもそういう事ねわかってきたぞ」となった。

フィナーレの時にあの大きな羽根を見た時「本物だ!!」となった。トップスターの方の羽根はしっぽみたいなのが付いているんだなあと思っていたが、あれはナイアガラというんだと今回知った。ナイアガラもついていると本当に圧巻。あれだいぶかさばるし重いだろうに、表情崩さず踊る姿はさすがトップスターだと思った。ちなみにフィナーレ見たときも泣いてしまった。宝塚、涙なしでは見ることができなかった。

 

 

まとめ

観劇した感想はもう「宝塚楽しい!!」これに尽きる。今回本当に見れてよかったと思う。『宝塚が好きだけれどハイローを知らない層』にも『ハイローが好きだけれど宝塚を知らない層』にも優しい。私は導入をヅカローにして本当に良かったと思えた。誘ってくれた友人には感謝しか無い。

後日談。私はメイちゃんの執事が大好きで、「そういえばメイちゃんの執事宝塚レポ、マンガに載っていたよな」とコミックを引っ張り出してきたところ、知っている名前が何人もいた。というか1人「この人いるなら見なきゃダメだろう」という人がいた*5。気が付いたら普通にDVD探して購入していた。そして恋をした。ついついいろいろ検索をしてしまうので、無理の範囲でこれからも宝塚を楽しみたいと思う*6

以上をTAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』/『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

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*1:個人の見解。

*2:観劇オタクの

*3:ダイジェスト・ゲネ動画・初日配信等

*4:KOOさん

*5:名前が何度も出ているあの人です

*6:なお次の宝塚は星組のディミトリ東京公演である、スパンが短い。