ゆめみがちな記録帳

舞台の記録とか推しの話とか

観劇記録:『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《どついたれ本舗 VS BusterBros!!!》(2022年9月~10月)

タイトル:『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《どついたれ本舗 VS BusterBros!!!》

 

観劇日:2022年9月23日/10月1日/10月2日 計5公演

 

劇場:TOKYO DOME CITY HALL

 

公式サイト

hypnosismic-stage.com

 

公式ダイジェスト

www.youtube.com

 

当初は増やすつもりがなかったのに、気が付いたら手元にチケットが増えていた。ヒプステすごい。今回の記録をまとめるにあたって、先にひとつ。私の周りには郷本村の人間が多いのもあり天谷奴零(どつ本)寄りの記録が多いかもしれない。全員良かったし全部良かった、全部好き。でもどうしてもまとめるとなんか偏ってしまう。申し訳ない。それを理解した上で読み進めて欲しい。ちなみに私は郷本村の人間に誘われて初日にみたら、うっかり転がり込んだ女。推しは出演していない。

 

天谷奴零と山田三兄弟の話。永遠に言うけど、Let It Bleedのライブパートの大阪大楽の一郎と零の煽りあいがとても泣けるし大好き。親子喧嘩をしているじゃんあんなの……*1。彼の配信でその件についての質問に対して、「あれは場の空気でやっていました」と言っていて、場の空気であんな煽りあうの解釈一致すぎた。ありがとう。あと決勝で一郎と話した後の零の「わりいな一郎」が、東京楽より大阪楽のほうが父親感が出ていたのは、やっぱり千穐楽だったからなんだろうな。

三郎が天谷奴零とラップバトルという名の親子喧嘩をした時、普段の大人っぽい三郎と違って中学三年生らしさも出ているのがとても泣けた。強めの言葉を使う中学生だと思っていたから、「ちょっと待ってよ」「なんなんだよ」と言って零の胸倉つかんだ瞬間に、タオル手放せなくなった。リングライト邪魔すぎて全然涙拭けないってキレていた(心の中で)。

大楽カテコの話がしたい。天谷奴零挨拶の「パパって呼んでいいぜ」に対しての三兄弟が

一郎:「おもしれぇじゃねーか」って笑う零に対して「何も面白くねーよ」っていう。本当に面白くなさそうだった*2

二郎:「馬鹿息子たちが~」に対して本気で睨んだ後やりにくくなって、「やりづれーな!!」って笑うけれど、それに対して零が絡むと「うるせーよ!!」ってキレ気味に噛みつく。

三郎:「なんか言ってるな~」って感じで噛みつくわけでもなくただ見ている。

という対応をしていて。私は配信組だったので全体を細かく見れた訳では無いけれど、ちゃんと『親子』で泣いた。「三郎ちゃん親子喧嘩した後だからその反応なのか?ん?」って画面に向かって話しかけてしまった。ライブとかで各公演やたら袖を気にしていた零。袖にいた三兄弟にちょっかいを出していたらしい。袖側はどんな反応をしていたのか、バクステ映像に入れてほしい。

 

先述通り私はヒプ完全履修者ではないので、なんとなくしか関係性を分かっていない。だから原作ファンからしたらこの感想があっているのかはわからないが、『期待されることが嫌いなのに簓を尊敬しているからこそ、期待をかけられたいしコンプレックスに感じていた盧笙』と、『自分以外を信頼できず人の繋がりなんて簡単に壊れると思っていたからこそ、盧笙を認めているつもりでも信頼できていない簓』という2人が、お互いに対してどう思っているのかとかいろいろな言動とかが個人的に刺さって。一言一言に重みを感じるし、盧笙と簓のラップバトルは毎公演泣いていた。公演を重ねるごとに言い方が強くなっていくのが本当のバトルという感じがしたし、最後支えあって捌けるのが『2人で乗り越えたからこその姿』だった。友人に「あの2人の関係性は絶対好きになる」と言われていたが、その気持ちが分かった気がした。

ところで簓の日替わりモノマネのレパートリーすごくないか?どれも面白かったんだけれど、ジャイ〇ンのモノマネはセーフなのかだけずっと気になっている。

 

役者陣全員すごかったけれど、特に書きたい役者が2人。まず1人目は、友人に「絶対直也さんの話をお前は書くぞ!!」と言われていた郷本直也。郷本直也のポテンシャルの高さは知っていたけれど、今回は本当に天谷奴零だった。10/23に彼のSHOWROOMの配信があったので見たのだけれど、役作りの話とかしていて結構印象的だった。『郷本直也=原作らしさ+彼の個性が割りと出る』って感じのイメージだったけど、今回はほぼキャラ寄り*3。普段だったらちょけたいだろう部分もちょけていなかった。多分本人の話的に10/09の「ろ」ぐらい?びっくりした。それに対しての彼の話がすごく印象に残っているのだけれど、そういう話した後とかに「成長したでしょ?」とか言っていたのが、本当郷本直也だった。あ、あとオーディションの話個人的にツボだった。さらっと終わった時の反応がらしかった笑。なんか元々友人達の影響で出演作を見たりすることは多かったけれど、うっかり郷本直也村に入村しそうになった*4。にしても客降りの時の風圧がすごかった。郷本直也ってあんなに大きいんだな。

あと書きたかったもう1人は里中将道。演技をしているところを初めて見たけれどすごく最高だった。里中は「目を見たら吸い込まれそうで怖い」という印象だったのだが、盧笙を演じているときの里中の目は優しかった。一応誤解のないように言っておくと、目つきが悪いとかの話ではない。何だろううまく言えないけれど、私は人に見つめられるのが得意ではないので、郷本しかり里中しかり……きりっとした感じの目の持ち主に見つめられるとどきどきしてしまうのだ。でも盧笙として客降りをしているときの里中は見つめられても「吸い込まれそう」とドキドキしなかったし、むしろ「盧笙先生かっこいい」とガン見してしまったので、役を憑依させている彼はすごいんだなと思った。どうやってもなんかうまくこの気持ちを伝えられなくて困るのだが、そういう事なんだ。

 

今回何回も見に行って思ったのが、私は亀田脚本植木演出が自分に合うんだというのがわかった。物語の進め方や見せ場の作り方がすごく自分に合うんだなと。あと映像技術バンバン使っているけれど映像が悪目立ちするわけでもなく、ぶわっと自分の中の何かを盛り上げてくれる感じがした。テレビ局のシーンとかカメラマン役がいて映しているのも面白かった。1公演の体感が1時間くらいだったので、2公演見終わった後の腕の疲労感ではじめて「私1日TDCHに籠っていたんだ」となる。

作品や内容と関係ない話だけれどひとつ。最近メンカラやチームカラーがない作品を多く見ていたので、久しぶりにカラーギャングが多くて楽しくなった。個人的にはそういうところも作品の世界観作りで必要なものの一つだと思っているので。私も友人とあわせていったがすごく気分が上がったので、今後も定期的にこういう環境の作品に行きたいなと思った。

ヒプステはライブが中止になったのが地味につらくて初日を迎えるまで引きずっていたので、今回DH VS BBが最後までできて本当に良かった。気が付いたら来週には新作も初日を迎える。何事もなく、千穐楽まで駆け抜けることが出来ますように。

以上を『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《どついたれ本舗 VS BusterBros!!!》の観劇記録とする。

 

 

 

 

 

 

 

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*1:三郎のやり取りのセリフだけれど、このセリフツボ

*2:これ一郎だよね?

*3:東山零を参考にしたところは多いと言っていたので、原作という言い方をしていいかは定かではないのでキャラ寄りとする

*4:まだ抗う