タイトル:高校生が創る『夢の肉弾三勇士』
視聴日:2022年5月8日
配信日(公演日):2022年5月8日16時
劇場: 七ツ寺共同スタジオ
公式Twitter
不思議不可思議不死劇場
— 七ツ寺共同スタジオ50周年記念公演(七ツ寺企画) (@project_nanatsu) 2022年4月19日
七ツ寺共同スタジオ50周年記念公演 関連企画第四弾
高校生が創る『夢の肉弾三勇士』
高校生が主人公で、いいじゃない!
青少年たちが過去と現代を駆け抜ける!!#七ツ寺50 #高校生 pic.twitter.com/Nf8RWvQywj
50年前七ツ寺共同スタジオこけら落とし公演として作られた本作を、*1このアングラ的作品を、令和に生きる高校生たちがどう作り上げるのか。「今回現地に見に行くんだ」と教えてくれた友人と話しているうちに興味がわき、千穐楽公演の配信チケットを購入した。
すごかった。本当に感動した。今回高校生が創ると聞いていたので、「演出やサポートにプロが入っても、どうしても高校演劇に近い感じになるのかな」なんて正直思っていた。でもそんなことはなく、一人一人の熱量がすごく座組の本気を感じた。そんな風な気持ちを持って見始めて本当にもうしわけなかったのだが、同時にいい意味で期待を裏切ってくれて本当にありがとうと思った。
多分この中にいる子は演劇部の子もいるのだろうなと思ってここからのことは書くのだけれども。高校演劇って学校での活動になる関係上、題材の縛りが多かったりしてどうしても表現の限界というものがあると私は思っている。今回の『夢の肉弾三勇士』は50年前に高校演劇のように縛りのない世界で大人によって作られたアングラ的作品で、多分高校演劇ではあまりやらない表現等が多くて向き合うのが大変だったと思う。それをたった4日間の稽古期間でここまで作り上げたのは本当にすごい。そして複雑な作品をあの短時間でまとめて、何回も見るうちにおいしく楽しめる作品にしたのもすごい。配信のいいところは何回も見れることなので、複雑すぎて最初は理解ができなかった部分も何回も見ることでいろいろと鮮明に感じることができた。まだまだアーカイブは見れるので、ぎりぎりまで見て鮮明な状態で配信期限を迎えようと思う。
なんかつらつらと書いてしまって大丈夫かなという気持ちもあるのだが、一言でまとめると『最高の演劇』でした。他の方も感想で書かれていたが、彼ら彼女らの今後の活躍が楽しみで仕方がない。私は関東の人間なのでどうしても観劇は関東が多いのだが、関東の劇場でいつか彼ら彼女らの名前を見る日が来ますように。
終
お題箱
*1:当然当時は見ることができなかったので調べた知識しかないが