ゆめみがちな記録帳

舞台の記録とか推しの話とか

観劇記録: 劇団鹿殺し 2023本公演 ザ・ショルダーパッズ 『この身ひとつで』 ※『⿅版 The Wizard of OZ』(2023年7月)

タイトル:劇団鹿殺し 2023本公演 ザ・ショルダーパッズ 『この身ひとつで』 ※『⿅版 The Wizard of OZ』*1

 

観劇回数:1公演

 

劇場:本多劇場

 

公式ダイジェスト

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⚠ネタバレ含む⚠

 

 

もともと丸尾丸一郎の脚本演出は『舞台銀牙』 でみたことがあった。そこから「丸尾丸一郎って面白いな」 となったところ、友人が『親愛ならざる人へ』を貸してくれて「 わけわかんねーな」となる*2。 親愛を借りたときに「これは生で見ないとわからないから、 いつか鹿殺しの本公演にいくぞ!!」 と思ったらそのままご時世に。 なんとなくタイミングが合わないまま情報を眺めるだけになってし まう日々を送っていたところ、 ショルダーパッズの情報を目にする。

プロジェクションマッピングだ」「光る衣装だ」 ほかにも最新技術でド派手な舞台を作ることができるこの時代に、 男性の衣装は2枚の肩パットのみ。「そんなトチ狂った*3最高の舞台、見るしかないだろう」 ということで友人と観劇。 なおここから先出てくる友人は親愛を貸してくれた友人とは別の友 人で、『ランボルギーニに乗って』 等鹿作品を何度か見に行ったりしている演劇好きである。

 

 

 

 

 

 

 

開場~開演前

当日引き換えのチケットだったのだが、 チケットがすべてビジュアルチケットだった。 すごい小さなことかもしれないし私だけかもしれないが、 ビジュアルチケットってすごくテンションが上がるし「 劇団の舞台観てきた~!!」という気持ちになる。 なのでビジュチケをもらえてうれしかった。

中に入ったらもう鹿。鹿一色。 前作のランボルギーニの衣装が売っていたり物販があったり。 奥でスーパーボールすくいもやっていた。30秒で10個以上すく ったらクーポン券がもらえるというもので、 クーポンが欲しいというより遊びたいだけだったので試しにやって みた。思った以上に簡単にすくえてしまって、 仕方がないのでぎりぎりまですくってみた。多分15はあった。 いくつでも貰っていいといわれたが申し訳ないので、とりあえず2 個もらった。子供が「すご~い!!」と言っていたので、 得意げな顔をしておいた。噂の顔ハメパネルもあったが、 それは写真だけ撮って顔はハメなかった。

今回から親子チケット?とかあるらしく、 割と子供が多い印象だった。後で詳しく触れるが、 カテコでドンブラザーズのピンクが出ていることを知って納得した 。

 

 

内容

なんかもう正直内容の細かいところなんて覚えていない。 でもそれはつまらないとかそういうことではなく、 もう全てが面白すぎたしいろいろな衝撃が凄かったからだ。 今回あとから見返せるように台本を購入したのだが、 台本を読んでもわけがわからない。

台本を見たところ菜月チョビの挨拶が日替わりだったらしく、 他の日はどんな話をしていたのか気になった。「 ハイエースで主要駅を回って〜」という話をしていたのだが、 警察に声かけられた時に免許証を出したくないから、「 親切な人がハイエースで送ってくれました」 っていって逃げた話がとてもツボった。冷静に考えてそれでOKな 警察大丈夫か?

菜月チョビの話が終わり始まるOP。 普通に始まったかと思えば綺麗に衣装が裂け、 現れるショルダーパッズ!!!! 肉体美がやばすぎて前方席なのに普通に双眼鏡でガン見した。 周りは双眼鏡使っていなかった。

 

本編。私の知っているオズは日本ではなかったと思うけれど、 鹿殺しのオズは沖縄だった。なぜ?沖縄?なぜ?

犬のトトから始まり出てくるドロシー。

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舞台上に182cm髭面のドロシーが出てきた時、 私のブロック列は全員爆笑していた。ドロシースカート短いよ、 見えちゃうよ!!

東西南北の魔女の名前が『東○理子』『西川○レン』『南野陽○』 『北○景子』だし、魔法が○ラクエだしおジャ○女だし、嵐の衝突 *4かと思ったら嵐*5の名前言い出 すし。色々大丈夫なのか?ネタが多すぎて、 あれ笑わない方が無理だろうとなった。ちなみに私は西〇 ヘレンが好き。

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西川ヘ〇ン(ツイート1枚目右)、 マスクとると髭面のイケメンの男が出てくる。 ゆめみがちチャンは髭面の長身の筋肉質な男に弱い。

だいぶ各方面から怒られそうと思いつつも面白い内容で最後まで突 き進んでいくかと思いきや、急にドロシーに泣かされる。 ドロシーの内に秘めているものとか沖縄であったこととか、 そういう描写を踏まえたうえでいろいろ考えたら泣けてきた。 でも泣いていたら友人に終わった後突っ込まれた。 あれはどうやっても泣くだろう。 髭面だろうとショルダーパッズしかつけてかなろうと泣けるものは 泣ける。

 

最後のシーンで星空の描写になったときに某夢の国のはちみつのア トラクションを思い出した。明るくなると「 ああこういう仕組みだよな」とは思うんだけれど、 舞台の暗さ具合とかでそこが満天の星空に見えるというか。 配線とか全然気にならなかった。

星に限らず言えるのが、舞台セットとかシンプルだし、装置とか明るくなったら「ああなるほどね」って理解出来る複雑では無いものが多いのだけれど。というかそもそも衣装があれなので、本当にシンプルな舞台なんだけれども。役者陣の「俺たちはこれで魅せるんだ」という熱量がとても伝わってくるから、なんかもう世界観に入り込める。言葉がまとまらないけれど、なんか、なんかすげぇってなる。

 

カテコで全員が並んだ時、全体の80パーセントが肌色で埋め尽く された舞台上はやっぱりとち狂っているなと思った。 今回出演者目当てとかではなかったので下調べせずに行ったのだが 、先ほど書いたようにドンブラザーズのピンクもいたし、 あんステに出ている子もいたらしい。カテコでツボだったのが、 ピンクが自らの意志でオーディションを受けていた話だった。

「ピンクは戦隊ものの後グラビアだと相場が決まっているので、 あながち間違っていないかと……*6

いや、多分違う。間違ってはないけれど間違っているぞ。

 

 

まとめ

本当はもっと早く纏めたかったけれどなかなか時間が取れず、気がついたら1ヶ月経ってしまった。なのでちょっとあの時の興奮が伝わらないかもしれないが、本当に印象に残った作品だった。

演劇好きと話していると「この演劇団体は見たほうがいい」 という中に劇団鹿殺しはよく上がってくるのだが、 ショルダーパッズを見て「その通りだな」と思った。

どんなに凝った装置でどんなに凝った演出でも面白くないものは面白くないのだが、逆にどんなにシンプルでどんなに肌色でどんなに訳分からなくても、面白いものは面白いんだなと気がついた。次は肌面積が以上じゃない、劇団鹿殺しを見れたらいいなと思う。以上をショルダーパッズの観劇記録とする。

 

 

 

 

 

 

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お題箱

odaibako.net

*1:今回は銀河鉄道の夜との回替わり上演

*2:いい意味で

*3:褒めて いる

*4:工〇静香

*5:ジャ〇ーズ

*6:一字一句あっているかはわか らない