ゆめみがちな記録帳

舞台の記録とか推しの話とか

観劇記録:舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」(2023年8月)

公演名:舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」

 

観劇回数:1回

 

劇場:CBGKシブゲキ!!

 

 

 

 

 

 

 

プロローグ

友人が追加公演を当ててくれたおかげで行くことができた奇跡の公 演。当落日が宙組大逆転裁判の観劇後だったので、 もう大号泣だった。 推しという言葉では表すことができない大きな存在の寿つかさ。 そんな存在を目の前で拝むことができるなんて。なんという奇跡。

今回観劇記録を書こうと思ったものの、 ネタバレを踏むことになりそうでなかなかまとめられず。 大千穐楽が終わりネタバレ解禁と聞いたが、「 どこまで書いていいかわからない……」とかいっていたら10月な ので、 結局内容重視というよりオタクの感情メインの感想になりそうだ。

 

 

 

第一章

欲望渦巻く5人が織りなす

新感覚ミステリーシットコム*1

 

シンカンミツキの夫は突然失踪した。

理由は不明。突然、

 

「捜せるものなら捜してみろ」

 

と書き置きを残し、夫は忽然と姿を消したのだ。

警察に相談しても、 この書き置きのおかげで冗談と捉えられ門前払い。

ミツキは、自ら夫を捜索するほかなかった。

 

夫を捜索する中、とある洋館を訪れたミツキは一人の女と出会う。

その女は言う。

 

「ミツキさん、あなたと5000万円を山分けしたいんです」

 

このお金は、昔ミツキの夫が犯罪行為により手に入れたお金。 その犯罪は3日後の正午に時効を迎える。

無事時効を迎えられれば、半分はあなたのものだ、と女。

女は、夫との関係や、 このお金を何故持っているのかは決して語ろうとしない。

怪しさこの上ない。が、ミツキとしては渡りに船でもあった。

なぜならミツキにはどうしても金が必要な理由があったのだ……。

 

しかし、そこに刑事が現れ、 なんとか金を隠し通さなければいけない羽目に。

嘘をつき、誤魔化して、なんとかその場を取り繕おうとする2人。

 

果たして、2人は無事、3日間金を守り通すことが出来るのか── 。

 

『これは“5人の犯罪者”の物語だ』

 

舞台「THE MONEY」公式WEBSITE

 

正直これを見たとき、「これでコメディ始まる? コメディ詐欺じゃないか?」となっていた。 この内容でコメディをやるとかある?

コメディだった。とてもコメディ。

途中「もうフィナーレです!!」みたいな進め方をするので「体感 1時間だな、コメディだけれどなんだかんだかっこいいな」 とか思っていたらそんなことはなく、『 実はこの話は小説家の書いている話でした!! この続きが書けません!!』というところから後半が始まるので、 「まじで~!?」となりながら見ていた。 そしてそれがわかった瞬間に訪れる謎の安心感。 そして最後のきれいな伏線回収。 テンション上がりすぎて終演後へんなことになっていた。

前半のかっこいい要素多めなところ含めずっと笑わせてくるから、 途中から酸欠になるんじゃないかと思った。 私と友人が永遠に笑っているので、 私たちしか笑っていないんじゃないかというところとかあった*2。恥ずかしかった。ゲラが二人並ぶとこうなる。 でも笑っていいってすっしいさん言っていたから……。

そういえばタイトルの薪巻満奇がずっと読めなかったのだが、まきまきまきって読むとわかった時に「噛みそうだな」って思ったのは内緒。あと今書きながら「ソウサクって捜索創作をかけているのか」ということに気がついたのも内緒。気がつくの遅すぎて何を見ていたのかになった。

 

 

第二章

寿つかさは私にとって月のようなものなので、 ふとした時にみたらとても安心する存在だ。 そんな寿つかさのかっこいいとかわいいが同時摂取できる舞台、 それがザマネ。ザマネを見ている時は安心どころではなく、 情緒乱されまくりだった。

「こんなのはお好み?」の時の寿つかさが毎度可愛くて、あのボイスがなるキーホルダーとか出して欲しいなと思った。フィナーレかと私が間違えた時の寿つかさの「帰って、お帰りください」みたいな台詞。トイストーリーのエンディングのバービーみたいだなと思ってみていた。帰らないよ!!

私の初寿つかさはヅカローだったので、お茶目要素が全くなかった。どうしても初めての印象が残りがちなので友人に「珍しいよねコメディなすっしぃさん」と言ったが、全然そんなこと無かった。お前ゲオルギーさん見ているだろ。

そういえばザマネの日は眼帯限界オタクだったのだが*3寿つかさはまぶしすぎるので片目で見たらちょうどいいことが分か った。ザマネ観劇日は直前まで人間関係でドタバタしていて、周囲から「すっしぃさん楽しんできて欲しいから忘れて……!!」とすごい心配された。観劇したら普通にイライラ忘れた。情緒は乱されたけれど、寿つかさにはセラピー能力がある。

 

 

第三章

宝塚を見るようになったのがこの1年前後の話なので、私の七海ひろきは刀ステとスタイリッシュ体操の知識がメインだった。今回初めて生で見るにあたり現役生だった頃の映像を見て刀ステなども見て「かっこいい……麗しい……この人コメディやるの?」と困惑した。

なんか全体のツッコミ役ポジションに来るかと思いきや、全然そんなことないしなんならいちばん冷静にボケるからもはや恐ろしかった。サイコパス要素好きだった。

首を「んん?」と傾げる時の顔が好きだった。そしてそれが来る瞬間の周りの反応が良かった。

七海ひろきのことを見たら惚れて帰ってくるよと言われて観劇したが、帰ってきたらメロメロだった。これ以上好きを増やさせないでください。

 

 

第四章

伶美うららるろうに剣心(るろミュ)で見ていたので、約1年ぶりの生伶美うらら。駒形由美の印象が強かったので、「わたりさえの推理がさえわたり!!」とされた瞬間宇宙猫の顔になった。寿つかさにも言えることだがはじめましての印象が強いので、どうしても「さえわたり?????」となってしまう。しかし直ぐに「可愛い〜😂😂😂😂😂」となり大爆笑。物語を進めていくうちに自身のポジションが危うくなる時の焦りようが良かった。その結果のさえわたり。

クライマックスに行きますと言う時の表情(横顔)がとても綺麗でよかった。伶美うららの横顔、すごく好き。

 

澄風なぎ。アクスタを記念に買ったら澄風なぎだった。アクスタを引き当てた人はだいたい好きになって帰ってくるというジンクスを持つ私だが、まんまと好きになって帰ってきた。いやまぁそもそもヅカローのSUZAKUだったので「へぇ……出るのね……😏」となるところはあったので、気になる要素はあったのだけれど。だとしてもこんなに簡単にメロメロになるか?みたいなハマり方してきたのでどうにかして欲しい。

最年少いじられキャラ要素強めなのに、最後の伏線回収のキーパーソンなのがとても良かった。箸を何度も探しているのも可愛かった。なぁなぁ、私の家にデリバリー来てくれんか?

 

恥ずかしながらあまり存じ上げなかった緒月遠麻。「男役なんだ……確かにすらっとしてて綺麗な方」という感じで見に行ったのだが、めちゃくちゃ面白かった。

ワニワニパニック持ちながらシリアスなシーンやられて、シリアスなシーンだから笑わないようにしていたけれど苦しかった。ワニ置いて!!

役どころ的にも5人の中でいいスパイスになっていたので、もう緒月遠麻が何かをする度に心の中で「最高🤣👏👏👏👏👏👏」となっていた。私とワニワニパニックやろう。

 

 

エピローグ

私は頭を使ってぐちゃぐちゃにされる舞台が好きだ。なのでコメディは自身では見ることをあまり選ばないのだが、見ることを選んで本当に良かった。ザマネのおかげでコメディの面白さをしれた。素敵な機会をありがとう。そしてすっしぃさんの主演を見れてよかった。友人本当にありがとう。

以上を「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」の観劇記録とする。

 

 

ワニ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Twitter

@YumE__MinNA

 

 

 

 

お題箱

odaibako.net

*1:シットコム= シチュエーションコメディ

*2: 「とりあえず笑っておけ!!」という感じではなく、「 ここは絶対笑いどころだ!!」と思ったら周り的には違った…… みたいな感じ

*3:左目が腫れていた。眼科で診てもらったけれど原因不明だった。なぜ?